ロストメモリー 第一話

いつ振りだろうか、この町へ来るのは、確かあの、俺の人生を変えた人生以来だろう、、、

 

時は数年前に遡る

 

「目、覚めた?」

 一人の女の人が俺の顔を覗く

「えっと、、、ここは病院?」

そこには看護婦らしい女性がいた

「ええ、そうよ」

 「あの、なんで俺はここに、、、」

 「やっぱり覚えてないのね、通りの路地裏に血まみれで倒れてたらしいよ?偶然人が見つけてくれたからよかったけど見つけられなかったら死んでたって話よ」

 「、、、そうだったんですか」

 「一つ聞きたいんだけど、君の名前教えて」

あれ、俺の名前?なんだっけ、思いだせない、、、?

 「覚えてないの?」

 「そうみたいです」

 「そっか」

 「すいません」

 「いいのよ、そのうち思いだしたらまた聞くからその時にね」

 「ほんとすいません、思いだせますかね、、、」

 「あんな怪我をした後なら少しの間記憶障害になるのもおかしくないわ、でもすぐ戻ると思うよ」

 「そうだ、金が無いんですけど、診療代は」

 「それなら問題ないよ、患者は見捨てられないから治るまで診てあげるわ」

 「いいんですか?」

 「嘘つくと思う?」

 「いえ、ありがとうございます」

 

そうは言ってもいつまでも好意に甘えるわけにはいかないと思った俺は今日の夜ここを出ることにした

夜になって病院を出ることにした俺は掛けてあったジャンパー着てその病院を出た

俺はまず食事を済ませようと通りに出ることにした

少し通りを歩いていると誰かにつけられている感覚を憶えた、俺は細い路地に入り撒く事を考えたがついてくる気配は消える事無く俺についてきた

俺はしばらく歩いてから後ろを振り向いた

 そこには黒いフードをかぶった男が立っていた

「お前は誰だ」

 

 

第二話へ続く