2014-01-01から1年間の記事一覧

3丁目までの冒険 質問コーナー

ようやく、彼らの小さな冒険が終わりました。ではここで、彼らにいくつか質問してみようと思います。 Q:ωに質問です。この旅で学んだことはなんですか?A:「木箱を壊しても薬草が出てくるわけじゃないってことかな(その4より)」 Q:αに質問です。旅の…

3丁目までの冒険 最終回

ω父の話によると、事の顛末はつまりこういうことでした。 ・“七色の世界”は、3丁目近くの洞窟に魔王がいるという情報を聞いた。 ・そこで、団長であるω父とエリート団員たちが『魔王討伐』に向かった。 ・娘の近くで戦うのは危険、と判断した魔王は逃げ出し…

3丁目までの冒険 11

ωはゆっくりと瞼を開きました。 頬に当たる地面がゴツゴツしていて痛く感じます。 ωは体を起こし、状況を確認しようとしました。 ここはどうやら荒野のようです。どこまでも石ころしかない土地と、紫色の空。 ωは不安になって、後ろを振り返りました。 四人…

3丁目までの冒険 10

翌日。 ωたちはきちんと老夫婦にお礼をして、森へと向かいました。 3丁目をグルリと囲んでいるその森は、よく人が通るのか綺麗に掃除されています。しかし、ごつごつした木の根っこが地面を這っているので、歩きづらいのは変わりありません。 「いてっ!!」 …

3丁目までの冒険 9

「お~ついに」 「ついに来たのね」 「やったー!!」 「寄り道ばっかりだったな」 「…うん」 『3丁目到着ー!!』 五人は拳を天高く突き上げました。 そう、ついに、やっとのことで3丁目に到着したのです。 「…う~ん、でも」 ωは晴れやかだった笑顔を僅かに…

3丁目までの冒険 8(パート2)

―そういえば。 あいつは、魔術を同時には繰り出さない。そして、四連続で魔術を撃った後は、必ず何かを喋る。 挑発するためだと思っていた。けど、時間稼ぎのためにわざとそうしているのだとすれば― ωはゆっくりと起き上がりました。 「…ω?」 「みずき、ちょ…

3丁目までの冒険 8(パート1)

~みずき・ななSide~ 「大変です!!」 外の見回りに行っていた下っ端の一人が、焦った様子で穴蔵に戻ってきました。 「どうした?」 「霧が晴れてます!!このままだと、見つかるのも時間の問題ですっ」 下っ端の言葉に、穴蔵の中でざわめきが反響します。 「黙…

3丁目までの冒険 7

ルナは何かを覚悟したかのように、ふーっと息を吐きました。 「…ω」 「なに?」 「…本当は使いたくなかったんだかな。これを見ても、できれば嫌わないでほしい」 ルナは上空に片手を伸ばし、叫びました。 「―散弾夜さんだんやっ」 ルナの手の平から、濃い紫の…

3丁目までの冒険 6

列車を降りたωたちは、ρの鼻を頼りに男たちを追っていました。 辺りは開けた草原で、家らしきものは一つもありません。短い葉が風でそよぎ、日光を受けてつやつやと光ります。 「…あ」 走りながら、ωは遥か前方を指差しました。遠くに見える地平線が、カラフ…

3丁目までの冒険 5

「こ、このコスプレ男が、ωの父さん!?」 αは座席から立ち上がり、天使コスプレの美青年を指差しました。 「うん」 「マジで…?な、なんで天使コス…」 αは、生まれて初めて『開いた口が塞がらない』気分を味わいました。もちろん、他の人たちもそうです。 しか…

3丁目までの冒険 4

翌朝、早々に買い物を済ませたωたちは、既に駅に到着して鉄道列車を待っていました。 「…」 駅のトイレから出てきた二人は、そのトイレの入り口付近に置かれている蓋つき木箱を発見しました。宝箱のようにしっかりとした造りのさほど大きくはないそれを、二…

3丁目までの冒険 3

「やっと着いたーっ!」 1丁目に着くと、αは歓喜の声をあげました。 もう夜なので人は少ないだろうとωは考えていましたが、実際は所狭しと屋台が並べられ、夜ならではの賑わいを見せています。 「宿ーっ!」 αは仔犬のようにせわしなく走り回り、宿を探し始め…

3丁目までの冒険 2

さて。 そんな風にして、なんとか旅に出たωたちですが、大事なことを忘れていました。 先頭を走っていたαは、とんでもない方向音痴だったのです。 「おいっ、どうすんだ!!」 ρはαを睨みつけました。 彼らがいる場所は、街灯が並ぶ広い道の真ん中。その道は1…

3丁目までの冒険 1

「ちょっと、ω!!」 日曜日の正午、リビングでまったりと本を読んでいたωは、お母さんの怒鳴り声の方に首を捻りました。柔らかそうな茶髪と垂れ気味の目はまるで女の子のようですが、ωは男の子です。 「なに~?」 本を手に持ったまま、ωはお母さんの側に歩み…

ありがとう。~11~

美彩「では、行きますかw」 __来週 旅行当日 駅ホーム アナウンス「まもなく、○時出発の電車がまいります。」 リン「おぉ」 警察「来たな」 月鬼「さ、さ、乗ろうぜw」 楓「・・・情報によると・・・・」 美彩「どした?」 楓「電車、ほぼ満員らしい」 …

短編「ライナーホモ疑惑会」

寝室にて ジャン「おっ、ホモライナー、今日もベルなんとかと寝んの?」 ライナー「それがどうしたんだ?てかホモって何だよ。」 アルミン「おかしいなぁ。それにしてもさ、ライナーの荒い息が聞こえるんだけど、もしかしてさ・・・。」 エレン「それにお前…

ありがとう。~10~

警察「まじかwww」 リン「もしかしたら会うかも」 楓「その人の名前は?」 月鬼「えっと・・・え・・・?」 美彩「どしたww」 月鬼「・・・名前・・・たしか。警察、リンリンだっけ・・・?」 警察&リン「!!!!????」 楓「名前もいっしょなのか…

ありがとう。~9~

楓「じ、じゃあ、どっち側?」 美彩「私は山梨側」 リン「meも山梨側meそこ出身」 警察「決定とw」 月鬼「なにこれw超スムーズーw」 リン「何日間いく?」 美彩「短くて3日。長くて1週間」 警察「!?」 月鬼「おいwちょっとながくねぇか?」 楓「・・…

ありがとう。~8~

警察「俺もさ、たぶんリンリン以外の人と話せるからさ」 月鬼「あぁ。」 警察「今度あわせてくれよな」 月鬼「おk。そのリンリンって子にも会わせろよな」 警察「おう」 __翌日 警察宅 ピーンポーン 月鬼「おじゃましま~す」 ??「よろしくで~す」 楓…

ありがとう。~7~

??「こんにちは。私、きゃりーりんりんの親友の楓といいます。」 警察「お、おう。」 美彩「えっと、リンのことで話に来たんですが・・・」 警察「・・・おれな、リンリンと話せるんだ」 美彩「え・・・?」 警察「さらにさ、俺に、一緒に旅行行ってくれっ…

ありがとう。~6~

警察「もう9時か。寝よ。」 Zzz・・・ リン「」グスッ・・・ 警察「(なんだ・・・?泣いてるのか・・・?)」 リン「(どうして・・・?)」 リン「(meがこんな目に・・・)」 警察「(・・・)」 リン「(もうちょっと・・・あとちょっとだけ・・・)…

ボウラー選手権 2

日程が届いた。 ○月×日(一日目) 10時 集合 10時30分 メンバー確認 10時45分 練習 11時20分 選手権開催(午前の部) 12時 昼食 13時 選手権開催(午後の部) これが、最終日まで書いてあった。 そして、美紅が 「美彩~、明日練習行こ?」 と言うので、美彩…

ロストメモリー 第二話

「お前は誰だ」 「気付いてたのかい?それならもっと早く声を掛けてくれよ、寂しかったじゃないか」 そう言って男は微笑した 「ストーカーなんて真似をしておいて、俺が素直に振り向くとでも思ったか?」 「まぁまぁ、そんなに怒らないでよ、その顔怖いよ?…

ありがとう。~5~

警察「おww、俺wwの家wwにw住むwwのかww?」 リン「む!笑い事じゃないんだよ!」 警察「いや~俺んちさ、古臭いから・・・」 リン「え?警察の家って築4年じゃなかったっけ」 警察「・・・どうして分かる」 リン「ほら、あそこのアルバム。4年前…

ありがとう。~4~

リン「それは・・・」 警察「・・・」 リン「け、警察と一緒に海外旅行したいなーって。」 警察「・・・いいのか・・・?」 リン「うん。大丈夫。」 警察「あ・・・でも俺の親が・・・」 リン「大丈夫大丈夫~あのね、1度死ぬと人の心を操れるんだよ~」 警…

ありがとう。~3~

警察「・・・なんだよ・・・これ・・・?」 警察母「あれ?けいちゃんに女の子の友達いたっけ?しかも年下」 アナウンサー「えー今日午後4時過ぎ、゜○○市の○○区で事故がありました。 被害者は、きゃりーりんりんさん12歳です。容疑者はBさん32歳、無職…

ありがとう。~2~

警察「うーん・・・山に来たのはいいんだが・・・リンリンがこねぇ」 警察「もう集合時間から40分経ってるぞぉい」 リン「・・・あ、ごめんごめーんwちぃと遅れちったww」 警察「遅れちったwwじゃねぇーよぉ」 リン「私はね、1度遅れたら2度遅れな…

ありがとう。~1~

??「っつ~ころんだぁ~」 ??「・・・大丈夫か?」 ??「大丈夫だ、問題ない。キリッ」 ??「・・・てゆうか誰!?」 ??「あぁ。俺?俺は___」 とある学園で出合った男女。未来はどうなるのか! ありがとう。 1話始まります! ??「俺は、2年1組…

恋愛小説1

これから恋愛小説を書きたいと思います! まずは登場人物書くね! 女 松本 みな 渡部 かえで 男 多田 じゅん 青山 さく 以上。 性格は物語書いてるうちにわかるだろ。(多分) じゃあ書くねー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

抗い2 文様の謎 1ページ

レックス「うぉお!!人がどんどん食われてるぞ!」 にゃん「あんま見たくないんですけど」 レックス「・・・・。おい。お前の頭上に」 にゃん五郎は頭上を見てみたが、何もいなかった。しかし、ふと前を見ると、目の前に竜人が見えた。・・・って、ちょっと…