ありがとう。~3~

警察「・・・なんだよ・・・これ・・・?」

警察母「あれ?けいちゃんに女の子の友達いたっけ?しかも年下」

 

アナウンサー「えー今日午後4時過ぎ、゜○○市の○○区で事故がありました。

被害者は、きゃりーりんりんさん12歳です。容疑者はBさん32歳、無職です。Bさんは大型トラックを運転しており、麻薬を使用していた模様です。りんりんさんは病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。

りんりんさんは□○学園に通っており、とても明るい子だったとのことです。これでニュースを終わります。」

 

警察「うそ・・・だろ・・・?」

警察母「あら?友達だったのかしら・・・?あ、けいちゃん!?ちょっと!どこ行くの!?」

 

__警察宅前道路

 

警察「ハッ・・・ハァ・・・確か事故がおこったのは4時過ぎだったよな・・・」

警察「・・・っていうことは・・・」

警察「・・・あの山に来たリンリン・・・は・・・?」

警察「くそっ!わけがわからねぇ!」

警察「一度リンリンに電話してみるか・・・」

警察「もしもし」

リン母『はい~』

警察「あ、すいません。きゃりーりんりんさんのお母様ですか?」

リン母『は、はい・・・そうですけど・・・?』

警察「・・・リンリンは・・・リンリンはどうなったのですか!?」

リン母『・・・あなたは・・・リンちゃんのお友達のようね・・・』

警察「そ、そうです!」

リン母『そ、そう・・・あのね・・・リンちゃんは・・・』

警察「はい!」

リン母『・・・・・・死んだのよ』

警察「・・・・・・・・・へ?」

リン母『事故に巻き込まれて・・・』

警察「ははっw・・・冗談はよして下さいよ」

リン母『冗談ではないんです。本当に・・・』

警察「・・・・・・」

リン母『悲しいだろうけど、我慢してね』

警察「・・・」

リン母『じ、じゃあ、もう切っていいかしら?」

警察「・・・・・・あ、はい・・・」

リン母『じゃあ切ります』

 

プツッ・・・プープー・・・・・

 

警察「う、嘘・・・だろ・・・?」

リン「あれ?どうしたの? 涙なんか流して」

警察「!?・・・リン・・・リン・・・・・・?」

警察「なんだ・・・ただn・・・・」

リン「私はここにいるよ」

警察「はぁ・・・?」

リン「ね、いるでしょ」

リン「何回もいうけど、どうしたの?」

警察「うっ・・・」

リン「・・・?」

警察「・・・ぉ・・・ぇ」

リン「なに?」

警察「・・・お前・・・し・・・だろ?」

リン「ごめん聞こえない」

警察「お前、死んだんだろ・・・?」

リン「・・・っ・・・」

警察「・・・」

リン「あ、あは・・・」

警察「本当のことを言ってくれよ!」

リン「・・・・・・私は・・・」

リン「ごめんね・・・あんまり仲良くなれなかったね・・・・・・」

警察「ち、違う。俺たちは・・・っ・・・」

リン「で、でもね。1つだけ希望はあるんだよ」

警察「・・・なんだよ・・・希望って」

リン「私ね、まだ成仏できないんだ」

警察「・・・は・・・?」

リン「あのね、霊界にいくには、1つでもいいから大きな願い事をかなえないといけない。」

警察「・・・う・・・ん」

リン「それで、その願いをある人と叶えられれば・・・」

警察「ぇ?」

リン「その、ある人・・・が警察・・・なんだよ」

警察「・・・・・・」

警察「お前が幸せになれるんだったらなんだってする。だから願い事を聞かせてくれ!」

リン「それはね・・・・・・・・」

 

 

4話へつづく