抗い1 小さな勇気 2ページ

にゃん「いや、通りかかったら君たちに会っただけだし・・・。別に会おうと思ったわけでもないよ」

レックス「ちょい待てって!お前駄菓子屋の店長に会っていかないのかよ?」

にゃん「会って何の得があるの?」

エルザ「何か、外の世界についての本を見せてくれるんだって」

にゃん「・・・悪いけど、外の世界は興味ないんだ。ちょっと遊技場に行ってピンボールでもしてくるよ」

 

そう言って去ろうとするにゃん五郎に、

 

レックス「ふ~ん。お前の大好物のフーセンガム買ってやろうと思ったのにな。」

にゃん「どうでm」

レックス「まあ来いって!」

 

レックスの強引さにはまったく負けてしまうにゃん五郎だった。

 

店長「ようきたねぇ。あれ、デュラン君も一緒かい?」

にゃん「僕はべt」

レックス「いいや、こいつも外の世界に興味があるんですよ」

にゃん「(あとでぶん殴るからね君)」

 

数十分後

 

レックス「これが滝っていうものか!んでこれが海!」

店長「大体魚っていうのはこの海から捕られて来るんだ。」

 

さらに2時間後

 

レックス「すごかったな~。五郎もそう思うだろ?」

にゃん「黙れ」ボコォ

レックス「やりやがったなテメェ!!」

 

わーわーぎゃーぎゃー

 

駐屯兵団A「子供はいいよな。まだ身寄りがいてよぉぉ!!」

 

突然怒り出したので、3人はびっくりした。

 

駐屯兵団A「ほら・・・。何で俺たちが怒ったか、理由教えてやるよ」

にゃん「おじさん何言ってるの?」

駐屯兵団A「あいつ・・・やっぱり死んでたか・・・。」

 

奥からなぜか棺桶を引きずっているラクダが現れた。皆表情が暗い。

 

エルザ「皆・・・どうしたのかしら」

にゃん「・・・兵団さん達の死骸だ。」

駐屯兵団A「ボスゥゥゥゥ!!何で下半身だけ・・・。」

 

奥を見ると・・・。下半身を食われた死体、顔だけ食われた痕がある死体、もしくは両手両足を食いちぎられたほぼ瀕死の奴がいた。