抗い1 小さな勇気 4ページ

しかし2対1なので、少々不利だった。しかしにゃん五郎は得意の弱気で参加することなんかできなかった。

 

にゃん「エルザ!大丈夫かよ!」

エルザ「えぇ・・・何とか」

レックス「はぁ・・・はぁ・・・」

DQN1「喧嘩弱ぇw」

DQN2「いじめがいがこれだからあるんだよな」バキィ

レックス「うっ・・・。」

 

するとレックスがにゃん五郎の方をチラッと向いた。やってくれというサインなんだろう。

 

エルザ「行ってあげなよ。それとも、また弱気に負けるの?」

にゃん「怖いんだよ。自分が怪我するのが。」

エルザ「そうやってまた逃げるの?友達も助けられないの?」

にゃん「・・・・・・。」

にゃん「(確かに僕は弱気。だけど、友達も守れないクズになっていいのだろうか。・・・怪我なんてすぐ治る。だけど、心の傷は・・・

 

一  生  直  ら  な  い)」

 

にゃん「おおおおおりゃああああ!!」ドドドドドドド ドカァァァ

 

よく響く轟音が聞こえた。DQNがかろうじて見えたのは、にゃん五郎が1000%の本気で殴打する姿だった。